小さな助けが、大きな力に。~「介護助手」導入してみませんか?~

介護助手とは…

介護専門職の助手や補助として現場で働く人のこと。
直接介護はなく、資格は必要ありません。
「介護職として働いてみたいけれど介護の資格を持っていない…」
という無資格・未経験の方でも、スムーズに働き始められる職種です。
幅広い世代の介護業界への
興味・関心を高めるきっかけとして期待されています。

介護助手の方のお仕事

お部屋の掃除
食事の片付け
ベッドメイク
シーツ交換
趣味活動のお手伝い(園芸など)
お話し相手

「介護助手」導入の
メリット

人手不足の助けになる

業務を適切に細分化・分担できれば、既存の介護スタッフの業務負担を軽減でき、
職場環境の改善にもつながって好循環を生むことができます。

宮城県においても、県内関連団体の協力の下で実施したモデル事業を通し、
現場の介護スタッフの負担が軽減された実績があります。

実際に「介護助手」を導入されている
施設の方の声

  • 医療法人社団 東北福祉会
  • 介護老人保健施設せんだんの丘
  • 統括部長 加藤 誠さん
現在何名の介護助手スタッフが就業していますか?
現在は、10名です。導入開始時の採用では、13名でした。
さまざまな事情でご退職された方もいらっしゃいますが、現在の10名の方は、導入当初から約3年間、続けて就業いただいています。
介護助手へ任せている担当業務を教えてください。
各部屋のゴミの収集、洗濯業務、おむつなどの備品補充、入浴セットの準備、配膳・下膳のお手伝いなどです。
介護助手の方々が、モチベーションを保ちつつ、プレッシャーを感じすぎないような業務をお願いするように心掛けました。
面接時に、趣味や特技、これまでの経験などもヒアリングして、入所者さんとの余暇活動に参加してもらったり、時には企画してもらったりもしています。
畑作業や縫い物など、特技や趣味を活かしながら、入所者さんと一緒に楽しんでいただいていますね。
介護助手の方々にはただのお手伝いで終わってほしくないので、このような活動を通して、やりがいを感じながら、楽しく、長く働いていただきたいと思っています。
今後の介護助手の雇用意向について教えてください。
増やしたいと考えています。 現場から「今後は、介護職員と介護助手の中間層の方がいてもいいんじゃないか」という意見もあがっています。
介護助手さんの勤務時間を増やすのか、もう少し踏み込んだ業務もお任せするのか。
模索しながら、地域の方々のお力をお借りできればと思っています。
今後導入する事業所へのアドバイスがあれば教えてください。
「人の役に立ちたい」「まだまだ働きたい」という、就労意欲のある方々が地域にはたくさんいらっしゃいます。
その方々をどう活かしていくのか、施設のマネジメントが最も重要だと思います。 ただ単に「人手が増えた」という風に考えるだけでは、受け入れる施設側にも、介護助手の方々にも、双方に良い効果は生まれないと思います。
「介護助手の方々が、やりがいを持って、充実感を得ながら仕事を続けられる」そんな環境づくりが大切だと思います。
  • 特別養護老人ホーム桜寿苑
  • 施設長 伊藤 武さん
介護助手を導入したきっかけは何ですか?
やはり、介護職員の業務負担増が課題でした。
地域のボランティアを受け入れたりもしていましたが、「定期的に、短期でもお手伝いしてくださる方がいれば…」と考えている時に、この事業へお声がけいただいたのがきっかけです。
現在何名の介護助手スタッフが就業していますか?
現在は、4名です。
介護助手導入開始時の採用から約2年間、ずっと同じ4名の方に就業いただいています。
介護助手へ任せている担当業務を教えてください。
洗濯業務、リネン交換、食器洗い、加湿器の水交換などです。
最近ではコロナ禍ということもあって、室内の消毒・換気もお願いしています。
介護助手を実際に導入してみてどうでしたか?
介護助手の方々が、業界未経験スタートでありながらも、少しずつ自信を得て、自発的に効率的な仕事の段取りを考えてくださるんです。
その姿を間近で見ることで、介護職員にとっても非常に良い刺激になっているようです。
今後の介護助手の雇用意向について教えてください。
介護助手の存在が大きなものになってきていると感じているので、増やしたいです。
採用活動の中で気付いたのですが、「趣味を活かしてみたい」という求職者の方が多くいらっしゃいました。
入所者の方々との余暇活動など、そのような方々の就業意欲を活かせるような機会を作っていきたいと考えています。

宮城県では、「令和4年度介護助手普及啓発事業」にて
『介護事業所への雇用希望調査(需要集約)』・『就業先一覧の作成』・
『就業希望者向け説明会での本一覧の配布』等の取組みを通じて、
「介護助手」導入を支援いたします。

  • 詳しくは、宮城県のHPへ!元気を呼ぼう!介護予防
  • 参加受付は終了いたしました。
    たくさんのご応募ありがとうございました。